のれん分けにより独立した従業員は、一人の独立した経営者となり、多くの場合、本部に対してブランド使用料やロイヤルティなどを支払うこととなります。経営者である以上、のれん分けした店舗で生み出した収益が独立者の給料となるわけですから、従来よりもストイックに利益を追求していくことは、経営者として当然のこ…
前の記事「メニューブックの役割」では、メニューブックにはお店の価値をお客様に伝える役割があることを紹介しました。しかしながら、そもそもお店のコンセプトが明確でなければ、そのお店の価値を十分に伝えられるメニューブックをつくることはできません。そこで今回はメニューブックをつくる前に必要な準備として、「お…
メニューブックは見た目がよければいいというものではありません。必要な客数・客単価・粗利益を確保することはもちろんのこと、店舗の規模や人員状況で対応できるオペレーション負担となること等を設計して制作することが求められます。メニューブックの役割を十分理解した上で作成することが、売上・利益をアップするには…
前にも述べた通り、長年勤めてくれたから、または店舗の運営能力が高いからといって、のれん分け後に経営が上手くいくわけではありません。のれん分けをして独立し、成功するためには、少なくとも①店舗運営に関するスキル、②経営に関する知識、③人間性(経営者としての資質)の3つの知識・スキル・資質が不可欠とな…
のれん分け制度とは、古くから飲食店などで行われていた「長年働いてくれた奉公人や家人に同じのれん=家紋や屋号を使ってお店を出すことを認めるのれん分けの仕組み」を、フランチャイズビジネスのシステムを活用して発展させた仕組みです。経営者にとっては、確実に店舗数を増やしていけることや働く場としての魅力を…
先月からサポートさせていただいた居酒屋さんの、のれん分け制度(社員独立制度・社員フランチャイズ)が、概ね完成しました。当初、経営者は自分が信頼をもって任せられる従業員にだけのれん分けをするという考えのもと、契約書等はなくてもいいと考えている様子でした。しかしながら、信頼関係のある従業員と…
多店舗展開を進めるうえで、前提となることは多々あります。例えば、当たり前のことですが、1号店が儲かる業態であることは、多店舗展開の必須要件といえます。そのような前提の中で、意外と見落とされがちなものが“労務管理体制の整備”です。後回しにされがちですが、多店舗展開を進める上では実はとても重要な事項です…
ここ最近、外食業界に限らず人員不足の問題が深刻化を増しています。人手不足が原因で店舗を閉めるようなお店も増えてきており、人手不足問題への対応は外食業界において喫緊の課題といえます。このような状況の中、「どうしたら人を採用できるか」という相談が多くあります。正直申しまして、このような時代に人を確実…
ここ最近、これから多店舗展開を進めていく、すなわちこれから成長期に突入していく企業様から似たような相談を受けるケースが増えてきています。それは、「経理業務や勤怠管理・給与計算業務の効率化」です。主に2~10店舗位を展開している企業様がこのような課題を抱えているようです。具体的には、「日々の伝票処…
ここ最近、人(従業員)についての相談を受けることが増えています。具体的には、①人が不足して困っている。何かよい方法はないか②従業員の意識が低い。どのように育てていけばいいか②従業員のモチベーションを上げるためにはどうすればいいかといったものです。ご存じのとおり、人材不足問…