(1)業界別離職率の状況前回までに「働きやすさ」と「働きがい」のある職場や会社にすることで、従業員の定着率が高まり、売上げと利益の向上につながることをご説明しました。今回は、従業員満足度の裏返しとして表れる離職率と離職理由を見てみます。従業員定着率を上げることは離職率を下げることです。厚…
(1)「働きやすさ」と「働きがい」人手不足の問題が深刻化し、知名度が高くない中小企業にとって人材採用は厳しい状況です。人材採用を強化して何とか従業員を採用しても、折角採用した従業員がすぐに辞めてしまえば、採用・教育にかかった時間やコストがムダになってしまいます。また、飲食サービス業など顧客に直接…
(1)生産年齢人口の減少近年、人手不足の問題は深刻化の⼀途です。最近では、新聞紙上などマスコミで頻繁に報道されるようになり、また、バブル期以来の人手不足倒産という言葉も聞くようになりました。人手不足問題は、突然起こった問題なのでしょうか?背景を理解するために、まず日本の人口の推移を見てみまし…
今年から当社ではのれん分制度構築セミナーを定期的に開催しています。飲食店に限らず、美容院、整体院、トレーニングジム、エステなど、多くの経営者の方々にご参加いただいております。その中で、のれん分け制度を導入したいと考えてはいるものの、現状の従業員の意識や本部経営方針との整合性、本部・店舗の…
のれん分け制度は、長年にわたりお店で働き、貢献してくれた従業員への恩返しを目的として、江戸時代頃から始まった制度といわれています。現代でも、従業員への恩返し的な側面を持つタイプののれん分けシステムは多く運用されていますが、人手不足問題が深刻さを増す中、従来とは多少異なる目的で導入されているのれん分け…
先日、フランチャイズ業界の著名な専門家のお話を聞く機会があり、その中で「フランチャイズ展開の最大のメリットは“効率性”にある。したがって、単一業態を大量出店してこそフランチャイズ展開をする意味がある」といった趣旨のお話を伺いました。確かに、フランチャイズ展開は他人資本を利用して早期に大量出店を実…
先日、関西で飲食チェーンを展開している企業からフランチャイズ本部構築及びのれん分け制度構築についてのお問い合わせがあり、その中で「フランチャイズ展開を開始するにあたり、展開初期段階でどこまで仕組みを整備すべきか」という質問をいただきました。なんでも、その企業様は複数のコンサルティング会社にご…
ここ最近、美容院や学習塾、音楽教室など、サービス業を営む事業者からの、従業員独立制度や社内フランチャイズといった「のれん分け制度」構築の相談が増加しています。その目的は企業によってさまざまではありますが、目的の一つに「人手不足への対応」が必ずといっていいほど含まれています。サービス業は労…
飲食店で使う販促ツールは大きく分けて紙媒体とネット媒体があります。消費者の行動の変化によって、近年ではネット媒体への対応の重要性が増していますが、紙媒体による販促も完全にすたれたわけではなく、目的によって使い分けを考えていく必要があります。概していえば、紙媒体はその都度1回限りの出費となり、効果…
お客様を喜ばそうと多彩なメニューを用意したいと考える店主は多いと思いますが、1週間に2~3回しか注文がこないメニューのために各種食材を取り揃えて在庫してしまっていては、ロス(廃棄)が増えて原価率が高くなり、店舗収益性が悪化してしまいます。原価率は飲食店にとって最も大きなコストであり、原価率の高低は飲…