今年から当社ではのれん分制度構築セミナーを定期的に開催しています。飲食店に限らず、美容院、整体院、トレーニングジム、エステなど、多くの経営者の方々にご参加いただいております。その中で、のれん分け制度を導入したいと考えてはいるものの、現状の従業員の意識や本部経営方針との整合性、本部・店舗の…
のれん分け制度は、長年にわたりお店で働き、貢献してくれた従業員への恩返しを目的として、江戸時代頃から始まった制度といわれています。現代でも、従業員への恩返し的な側面を持つタイプののれん分けシステムは多く運用されていますが、人手不足問題が深刻さを増す中、従来とは多少異なる目的で導入されているのれん分け…
ここ最近、美容院や学習塾、音楽教室など、サービス業を営む事業者からの、従業員独立制度や社内フランチャイズといった「のれん分け制度」構築の相談が増加しています。その目的は企業によってさまざまではありますが、目的の一つに「人手不足への対応」が必ずといっていいほど含まれています。サービス業は労…
のれん分け制度構築において、本部が提供する4つの代表的な機能として、①商標使用許諾、②商品・物品の供給・仕入れ、③開業指導、④経営指導の4つがあります。現代ののれん分け・従業員独立支援制度は、導入している企業によって多様な進化を遂げており、決まった形があるわけではありませんが、多くの場合、この4…
「人手不足問題とのれん分け・社員独立支援制度」では、人手不足の問題が深刻度を増す飲食業界において、のれん分け・従業員独立支援制度の導入は人手不足問題を解決できる一つの可能性であることを紹介しました。実際、人材確保を目的としたのれん分け・従業員独立支援制度導入に関連する相談は増加傾向にあり、のれん…
近年、飲食業界に限らず、人手不足の問題は深刻化の一途です。平成29年4月時点での有効求人倍率は1.5倍弱と、売り手市場の状態が継続しています。その流れを踏まえて、平均時給も高騰の一途であり、人手不足問題は飲食店の継続可否を左右しかねない重要課題となっています。人材採用についても、企業…
ハンバーガーチェーン最大手であるマクドナルドの業績回復が続いています。10月5日に発表した9月の既存店売上高は前年同月比7.3%増の結果で、既存店売上高は22カ月連続でのプラスとなったようです。2014年に発生した期限切れチキンの問題や異物混入問題といった事故発生以前の水準には戻っていな…
先週、東北地方にてラーメン店を経営する企業様から、フランチャイズ展開についてのご相談をいただきました。ここ最近、地方の企業様からのご相談が増えています。旅好きの私にとってはうれしい限りです。今回ご相談いただいたのは、ラーメン店1店舗を経営されており、今後は地方を中心に多店舗展開を進め…
先日、関西で焼肉店を営む企業様から、「のれん分け・社員独立制度について相談したい」とご依頼があり、関西まで直接お伺いしてご相談をお受けしてきました。ご相談者は、のれん分けやフランチャイズ、独立支援のあり方等について全く知識がない、ということでしたので、最初はのれん分けやフランチャイズに関する…
のれん分けにより独立した従業員は、一人の独立した経営者となり、多くの場合、本部に対してブランド使用料やロイヤルティなどを支払うこととなります。経営者である以上、のれん分けした店舗で生み出した収益が独立者の給料となるわけですから、従来よりもストイックに利益を追求していくことは、経営者として当然のこ…