こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
春も本番になりましたね。
4月から新たな期がはじまる方も多いのではないでしょうか。
私も、3月末でいくつかの仕事がひと段落し、4月からは新しい取り組みもはじまります。
個人的に、春は何か新しいことをはじめるには最高の季節ではないかと感じます ^ ^
さて先週はフランチャイズ本部立ち上げについて、新たに2社から相談をお受けしました。
ところが、はじめに構想中の内容をお聞きすると、「実現したいこと」と「フランチャイズ」という選択肢が
マッチしていないように感じます。
なお、フランチャイズとのれん分けについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。
というのも、相談者が実現したいことは
・理念やビジョンの共有を最重要視したい
・社員のキャリアビジョン実現を応援したい
といったものであったのです。
相談者の話を聞けば聞くほど、「フランチャイズ」よりも「のれん分け」の方が向いているように感じましたので、私からは「のれん分け制度の導入」をご提案させていただくことになりました。
フランチャイズとのれん分けの本質的な違いは、「加盟者の違い」しかありません。
具体的には、のれん分けの加盟対象が「社員」であるのに対し、フランチャイズの加盟対象は「第三者」となるのです。
本質的な違いはこれしかないのですが、この違いが、制度構築や運用において様々な違いをもたらすことになります。
例えば、本部と関係の無い第三者を対象とするフランチャイズは、社員を対象とするのれん分けと比べて
理念やビジョンを共有することが難しくなります。
理念・ビジョン共有を最重要視するのであれば、フランチャイズよりものれん分けの方が向いているでしょう。
なお、理念共有型フランチャイズについて詳しく知りたい方はこちらのコラムもあわせてご覧ください。
続いて、フランチャイズでは、事業に必要な資金は加盟者が用意するのが前提となります。
一方、のれん分けでは、資金余力がない社員が加盟者となることもあるため、本部は資金面でのサポート方法も考えておく必要があります。
なお、のれん分けにおける資金調達手段について詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。
また、加盟者の集め方も異なります。
第三者を対象とするフランチャイズは、自社事業の魅力を加盟希望者に適切に伝えることが求められますが
社員に独立を促すのれん分けでは、社員に「のれん分けで独立したい!」と感じてもらうための教育&動機づけの仕組みを整えておくことが求められるでしょう。
このように、フランチャイズとのれん分けは似ている面があるものの、仕組みづくりのポイントは全く異なるものとなるのです。
ですから、フランチャイズやのれん分けシステムを導入する際には経営者が実現したい姿を踏まえ、最適な選択肢を選ぶことが大切です。
弊社では、相談者様の目指す姿を踏まえ、それをより実現しやすい方法をご提案しています。
どちらに取り組むべきかお悩みの際はお気軽にご相談いただけますと幸いです ^ ^
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