こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先日、フランチャイズ展開をしている会社の経営者から
加盟店社から信頼してもらえる本部となるために
現状のFC本部体制を見直したい
という相談を受けました。
とある加盟店で大きな問題が勃発し、
これまでのFC本部体制が不十分だったと痛感したことから
今回のご相談に至ったとのこと。
詳しく話を聞いてみると
本部によるサポートの内容や頻度が
あいまいな状態で、
加盟者から要請があればサポートをする
といったような状況でした。
なので、要請がない加盟店は
1年以上放置されていることも…
これ、FC本部あるあるなので
注意が必要です。
本部のサポート内容や頻度をあいまいにしておけば
本部の裁量でサポートするかどうかを判断できると考えて、
このような選択をしている本部は多い印象です。
たしかに、サポート内容や頻度があいまいな方が
本部が柔軟に対応できるメリットがあります。
一方で、あいまいであるがゆえに
本部が契約上の義務を果たしたのかどうか、
客観的に判断ができないため
本部と加盟者の認識ギャップが生まれて
そこからトラブルが発生する可能性が高まる
というデメリットもあります。
また、私の経験則では
サポート内容や頻度をあいまいにしている本部は
加盟者に対するコミットをしていないわけですから、
どうしても加盟店に対する
サポートが薄くなりがちです。
この状態は、
FC本部としてあるべき姿とは
言えないですよね。
ですので、私個人としては
FC本部によるサポート内容や頻度は
契約書に明記した方がよいと考えています。
また、これはあくまで最低限の話で、
契約書に書いたことを実践すればいいのか
というとそういうわけではありません。
フランチャイズ本部は
契約書に明記されておらず、
かつ加盟者から要請がなかったとしても
加盟店の収益アップのための提案やサポートを
どんどんしていくべきだと思います。
そういう姿勢がある本部は
加盟者から信頼されることは間違いありません。
「なにかあったら相談してね」
といった受け身の本部が多いので
他FC本部との差別化にもなります。
今回のご相談では
こんなお話をさせていただきました。
加盟者を積極的にサポートして
本部も加盟者も幸せな状態を
目指しましょう(^^)
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