ネットラジオ『多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所』は、弊社代表の高木と社労士の田村陽太が、飲食店、整体院、美容院等の様々な店舗ビジネスの「多店舗展開」を加速させるために重要な事を対談形式でお話しするラジオ番組です。
前回の続きで、神奈川県藤沢市を拠点に害虫駆除事業を手掛ける株式会社 FCC代表取締役の深澤正司さんをゲストにお呼びし、株式会社FCC様で手掛ける害虫駆除事業のフランチャイズビジネスの詳細な中身についてお話頂きます。
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【ハイライト】
・FC展開で本部に求められている事
・FCC様がフランチャイズ展開を行う理由
・FC加盟者に一緒に事業に取り組んでもらう上で実現してもらいたい事
・深澤社長が語るFC開業の成功の秘訣
・加盟前の有期雇用期間を設ける重要性について
多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所。この番組は株式会社常進パートナーズの提供でお送りいたします。
店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠が最速・最短で年商30億、店舗数30超を実現する実証されたノウハウをコンセプトにのれん分け制度構築、FC本部立ち上げ、立て直し、人事評価制度の整備など飲食店、整体院、美容院などの様々なビジネスの多店舗展開を加速させるために重要なことを対談形式で分かりやすくお話しする番組です。
田村:こんにちは。パーソナリティーの田村陽太です。配信第47回目となりました。本番組のメインパーソナリティーをご紹介します。店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠さんです。よろしくお願いします。
高木:よろしくお願いします。
田村:高木さん、今回も引き続きゲストをお呼びしておりますね。
高木:はい、楽しみですね。
田村:楽しみですね。ありがとうございます。私からご紹介させていただきます。害虫駆除ビジネスを手がけている株式会社FCC代表取締役の深澤正司さんです。よろしくお願いします。
深澤:深澤です。どうぞよろしくお願いします。
田村:お願いいたします。前回は株式会社FCC様の事業内容やビジネスモデルについてお聞きしましたが、今回はFCCさんで手がける害虫駆除のフランチャイズビジネスについての詳細な中身についてお聞きしたいなと思っております。
深澤:はい。
田村:高木さん、以前からこのポッドキャストでいろいろとお話されてきているかと思うのですけれども、FC展開を成功させる上でFC本部に求められている事というのを教えていただきたいです。
高木:フランチャイズって前回もお話したと思うんですけど、加盟店さんに成功する仕組みを提供するモデルなので、まずその前提として加盟店さんが成功して幸せにならないとしょうがないモデルですよね。
田村:はい。
高木:なので、そこが絶対フランチャイズ本部が実現しなければならないことです。そう考えたときに成功させるためにどうしなければいけないかですが、事業を成功させるために大切な事って、当然収益が上がらないと事業が継続できないから、収益が上がるビジネスモデルを構築するっていうことが一つあると思います。
田村:はい。
高木:では収益が上がれば、事業って続いていくのかっていうとそうじゃないと思うんですよね。やっぱりその背景には何でその事業をやっているのかとか、その事業を通じて何を実現したいのかとか、いわゆる経営理念というものがないと継続していかないと思うんですよ。
田村:はい。
高木:なので、優秀なビジネスモデルと経営理念の二つがバランス良くなって初めて事業って成功していくと思うんですよね。
田村:はい。
高木:そういう観点で考えたときに、フランチャイズ業界を眺めてみると、このビジネスモデルっていうのは結構優秀なものがたくさんあるんですけど、そっちに流れている印象がありません?
田村:はい。会社の中身がどのようになってるのかっていうところが見えにくくなってるかもしれないですね。
高木:例えば加盟店さんへの営業で言うと、「いや~こんなに儲かりますよ!」っていう、そういうご提案はものすごくされている所があるんですよ。それは大事なことなのですけど、「儲かりますよ!」って言って、加盟店が入って儲からなかったら何のためにやってるのか分からなくなる可能性もあるじゃないですか。
田村:はい。
高木:だからそういうのを乗り越えるためには、やっぱりその事業を何でやるのかとか、私は何をそれで実現するのかという思いがセットでないと、フランチャイズ本部もそうですし、加盟店さんも事業を継続できないと思うんですよ。
田村:はい。
高木:フランチャイズの難しいところっていろんな考え方を持った方が集まってくるので、一般的な直営展開と比べると、関係者との理念の共有がしにくいわけですよね。逆に言うと難しいことは分かっているので、フランチャイズ本部っていうのは加盟者との理念をどうやって共有するのか、もしくはその理念を共有している人をどうやって見極めるのかみたいな所等、ここを努力していくことが成功のためにはすごく重要なんじゃないかなと私は思いますね。
田村:なるほど。経営理念とこのビジネスモデルっていうところの強みっていう所を今からFCCさんにお聞きできればありがたいですね。ありがとうございます。それでは深澤社長にお聞きしたいんですけれども、株式会社FCCさんでフランチャイズ展開をする理由を教えていただきたいです。
深澤:そうですね。三つあります。まず一つは、弊社には経営理念があるんですね。「地球にやさしく、人に幸せ」という経営理念があって、それに付随してクレドみたいな社員が実現するべく姿みたいなものがあるわけですね。こういったものをプラスの連鎖で各地に広めていきたいなという思いが一つですね。
田村:はい。
深澤:もう一つが、前回もお話しましたけど、本物の害虫駆除業者の育成をしたいという事です。
ですから加盟店の方々が生まれ育った場所で、本物の害虫駆除業者になってもらいたいっていうのが2番目ですね。
田村:はい。
深澤:三つ目は自分自身の自立を図ってもらいたいという事です。というのは、例えば会社組織だとかいろんなものに縛られない事で、自分の思いで事業が始められると私は思うんですね。その意味では、自分自身の自立を果たしながら、幸せな人生を送っていただきたいなっていう思いがあります。
田村:なるほど。ありがとうございます。1個1個質問をちょっとしていきたいんですけれども、一つ目の「地球に優しく」という経営理念を元に加盟者とともにやっていかれたいというのがあったと思うんですけど、そう思われたきっかけをもうちょっと詳しく教えていただけますでしょうか。
深澤:そうですね。「地球に優しく」っていうのは、私自身が自然を相手にするようなスポーツをやってたりだとか、住んでいる場所も湘南の藤沢エリアに住んでいて、やっぱり環境汚染だとかそういうものにもともと関心があったっていうことがありますね。
田村:なるほど。
深澤:その中で、事業もやはり害虫駆除やったはいいけど殺虫剤で河川を汚染するっていうのはちょっと相反するし、あるいは掃除をするにも、自然に帰す際の水を汚すっていうのはこれはよくないことだということで、やっぱり地球環境を考えていきたいっていう思いがあるんですね。
田村:はい。
深澤:それから、「人に幸せ」っていうのは、社員を含めて関わった人たちがやっぱり幸せな人生を送らないと、これは意味ないなと思っております。ただ、先ほど高木さんもおっしゃっていましたけど、金儲けができたからといって、それだけが幸せじゃないですよね。
考え方だったり価値観だったり、そういったものを共有できればいいかなという風に思っております。
田村:なるほど。ありがとうございます。もう1個質問なんですが、二つ目のところで本物の害虫駆除業者を作っていきたいところがあると思うんですけども、ここら辺のFCCさんのサポートのアプローチというか、どのようにやっていかれるかとかありますか。
深澤:サポートのアプローチというのは、加盟店さんに対してのサポートのアプローチという事ですね。
田村:はい。そういうことです。
深澤:こちらはしっかりと2ヶ月間の研修で、100%の技術をつけるよう尽力させていただきますが、ただ2ヶ月だけでは完全につかないと思うんですね。ですから一週間に1回、加盟店さんとリモート会議をやって、難しい案件ごとに対策をしてあげようかなという風に思っております。
田村:はい。
深澤:それから、個人の方を対象に、自立を図っていただける、独立をしていただくっていう方を対象に、今回はフランチャイズをやっていきたいなって思っているんですね。ですから、1人でも多く自立を果たして成功していただける方が増えればいいなというのがあります。
田村:わかりました。ありがとうございます。次の質問なんですけれども、深澤社長にお聞きしたいんですけれども、今後フランチャイズビジネスを進めていく中で、加盟者の方に実現してもらいたいことを教えていただきたいです。
深澤:そうですね。まず一番大切なのは、加盟店になった以上は、100%成功してもらいたいんですよ。それを私は願っています。ですから私自身もそういうような仕組みを作ったつもりでいます。ですから、成功すること=自分自身の自立にも繋がることですから、まずはビジネスとして成功していただくっていうことを願っています。
田村:ありがとうございます。一個質問したいんですけれども、深澤社長が考える加盟者の方が成功する秘訣っていうのを、もしここでお話できることがあれば教えていただきたいです。
深澤:私も32歳のときに、自分で独立したんですけど、その時に考えたのは自分を律するじゃないけど、自己管理ができてないと絶対無理という事ですよね。ですからその辺はよく、加盟店さんの方にもお話をさせていただきたいんですよね。やっぱり個人でやると誰にもどこにも縛られないわけなので、自己管理が最低限できないと、やっぱり独立って無理なんじゃないかなと思います。
田村:なるほど。ちょっと脱線するかもしれないんですけれども、深澤社長が32歳の時に独立されて、自己管理が大事だっていう風におっしゃっていたと思うんですけど、具体的にどのように自己管理をされてたんですか?
深澤:ちゃんと計画を作ることですよね。週間計画とか定期の計画をしっかり立ててやることですね。例えば、やりたくないのは営業ってなかなかやりたくなかったりするじゃないですか。それから、テレフォンアポイントメントも取るのをやりたくないじゃないですか。
田村:そうですね。
深澤:それをちゃんと時間を決めて一時間やるとか、ここは絶対訪問するとか、そういうような計画を立てるっていうことを始めないと駄目だと思いますよね。
田村:なるほど。その計画を立てなきゃいけないなと思われたきっかけって何かあったんですか。
深澤:やっぱり自分に弱いからですね。私自身も弱いので。流されちゃいますよね、やっぱりね。1人でやっていると、手を抜く事ってできるじゃないですか。遊びにも行きたくなるし、テレビも見たくなるし、音楽も聞きたくなるし、そういった自分の弱さを抑えるために、しっかりとスケジューリングをしていたってことですかね。
田村:なるほど。加盟者の方のサポートに対してもそういう自立を促すところのサポートもされていくんですね。
深澤:はい。
田村:わかりました。ありがとうございます。高木さんどうですか?この辺までお話を聞いた中でのご感想とかはありますか。
高木:やっぱり加盟者を絶対成功させるっていう深澤社長の強い思いがあって、私はその思いがそこの研修システムにもろに現れていると思うんですよ。どういうことかっていうと、FCCさんでは、加盟希望者がいたらまず2ヶ月間、有期雇用でFCCさんが雇用して、その間に研修してもらうんですよね。
田村:はい。
高木:今お話ありましたけど、自分を律することができる人なのかとか、営業が大変でもちゃんと挑んでいけるような人なのかっていうところを、しっかりと双方が、自分の仕事が加盟者は向いているのかとか、本部はそれで成功できるのかっていうのを確認する時間を設けてるんですよ。
田村:はい。
高木:ポイントはそこが雇用になっていることだと思うんですよね、だから、普通のフランチャイズって、加盟者が従業員の研修費を払って、経営者自身の人件費は無給で研修に行くわけですよ。
田村:はい。
高木:だけどFCCさんの場合は、研修費はあるかもしれないですけど、そこで働いている間ってのは雇用ですからね。お給料もらって研修することができるわけですよね。
田村:はい。
高木:これ逆に言うと、研修をやった結果、加盟者がちょっと営業しんどいなって思ったら、加盟しないわけじゃないですか。そしたらもうFCCさんからしたらその間の人件費とか教育のコストとかって、もう全部ドブに捨てたものってなっちゃうじゃないですか。無駄になっちゃうんですよね。
田村:はい。
高木:だから、経営的な観点で言うと、結構リスキーな仕組みだと思うんですよ。なんですけど、リスクを負ってでもやっぱり加盟者に幸せになってもらうためにはその工程が必要だからって考えて、そういう仕組みにされているわけじゃないですか。
田村:そうですね。
高木:そこに本当に成功して欲しいなっていう思いが僕は表れているなと思いますね。
田村:なるほど。ありがとうございます。ちょっと時間が近づいてきましたので、次回にまた今高木さんがお話をされていましたけれども、FCCさんのフランチャイズ契約の際の2ヶ月間の有期契約の導入のきっかけ等を深澤社長にまたお聞きしたいと思います。また今後のFCCさんの本部のサポート内容についてお話いただきたいなと思っております。
深澤:はい。
田村:それでは、株式会社FCC代表取締役の深澤正司さん、そして高木さん、ありがとうございました。
深澤:どうもありがとうございました。
高木:ありがとうございました。
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