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のれん分けのノウハウが詰まった「のれん分け虎の巻」を無料進呈

構築した「のれん分け制度」をスムーズに導入するには

弊社では、実際にのれん分け制度構築等のコンサルティング支援をご提案する前に、無料の個別相談をお受けしています。
そこではご相談企業のビジネスモデルの概要や、のれん分け制度対象者の有無をご確認させていただくともに、制度構築に対するご質問やご不安等についても、ざっくばらんにお話しいただいています。

その場で多くの経営者からいただくご質問に「のれん分け制度を作ったものの、社員が利用しない恐れはないでしょうか」というものがあります。
これは当然のご不安かと思いますが、お答えは「その企業ごとにケースバイケース」とお伝えするよりほかないのです。

なお、のれん分け制度つくりや成功のポイントについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

事業拡大したい経営者必見!のれん分け制度をつくる7つの手順と、のれん分け成功の3つのポイント

(1)のれん分け制度を作ったとたんに制度利用者が続出する企業とは

これまで弊社で制度構築のご支援をした企業で、「制度を作ったとたんに予定していた第一号独立者を輩出し、その後経営者による制度説明会を実施したところ、次々に希望者が手を挙げた」という事例がありました。
この事例からわかることは、まずはきちんと「制度説明会」を開催し、そして制度の概要はもちろん、加えて経営者がご自分の言葉で「のれん分け制度を作った目的」「のれん分け制度にこめた想い」を社員へ直接伝えていただくことが有効だということです。

弊社コンサルティングでは、経営者がなぜのれん分け制度を導入しようとしたか、その想いを「のれん分け制度説明資料」の中で、社員へ伝わるように、経営者の言葉を活かす形で入れていきます。
ですから、もし理路整然と話すことが苦手な経営者の方でも、その資料をお使いになることで、社員に伝えたい想いは漏らさずお伝えいただけるかと思います。

なお、のれん分け対象者に必要な働きかけについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

のれん分けに必要な経営者と対象者の「対話」とは

(2)のれん分け制度は作っただけでは使われない

のれん分け制度だけではなく、企業が整備する一般的な人事制度、中でも社員が選択的に利用できる制度は、ある一定の条件が揃わないと利用されないことが多いのです。
制度をというより「制度を整えることによって経営者が実現したい状態」、つまり制度を作った目的が達成されない、といってもよいでしょう。

その条件とは「制度×風土×意識」の3つが揃うことです。
制度は、当然ですが「利用できる制度が整っていること」がスタートラインです。
制度が整っていないのに、「のれん分けしたい」という対象者が出るほうが、むしろラッキーでしょう。
その場合、経営者は制度を整えることで、迅速に独立者を輩出できます。

次に「風土」とは、職場風土や組織風土と言われるもので、その企業の社員が共通でもっているルールや行動規律、価値観のことを指します。
例えば、職位の上下関係なく自由に意見の言える雰囲気のある企業もあれば、お互い何を考えているかわからない、あまりお互いのことには興味を持たない、といったように、その企業ごとに根付いている風土です。

ですから説明会でのれん分け制度に興味を持ったとしても、「それやりたいです!」とその場である程度反応が読める企業と、「周囲には知られたくない」とその場ではほとんど意思が読めない企業に分かれます。
職場風土は長い時間かけて培われたものなので、一朝一夕に変えられるものではなく、経営者の方には「うちの会社で制度を発表したら、希望者やその予備軍をどのように見つけるか」といったことを入念に考えてご準備いただきたいと思います。
なお、弊社コンサルティングでは、これまでの導入事例を参考に、その点についても企業の状況をお聞きしながらアドバイスしております。

3つ目の「意識」とは、社員のキャリアに対する意識です。
これも日頃から、社員に「将来を考える機会」を与えている、例えば研修や個人面談等で仕事の目標やキャリアについて考えさせている企業と、そうではない企業では、当然ながら「制度」に対する社員の反応は違ってきます。
経営者の想いがなかなか伝わらない、といったお悩みもお聞きすることがあり、そういった場合は「自分の将来を考えるキャリア研修」の実施等、ご提案をさせていただいています。

なお、店舗ビジネスにおけるキャリア研修について詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

のれん分け制度を導入している会社が実施すべき“キャリア教育”とは

(3)経営者に寄り添いながら想いを実現させていく

このように、作った制度がどのようなものかだけでなく、企業へスムーズに導入するには、経営者の方には事前に考えてご準備いただくポイントがいくつかあることがおわかりいただけたと思います。
そしてその状況、対応はご支援する企業によって様々です。

ですから弊社のれん分け制度構築コンサルティングでは、のれん分け制度を構築することはもちろん、その後の導入についても、企業の状況と経営者のご希望をお聞きしながら、真摯に解決策を探り、最終的な「経営者の想いの実現」という真の目的に向けた伴走型支援を日々行っております。

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