こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先日、年内最後となる「小さくはじめて大きく育てるフランチャイズ展開の鉄板の仕組みセミナー」
を開催しました。
本セミナーは、今年9月から開始しましたが、ご参加いただいた方々のお悩みをお聞きする中で、
今後のフランチャイズ展開のあるべき姿をより明確にすることができたと感じています。
特にこれまでとは、フランチャイズシステムを導入する目的
が大きく変化していきていることを実感しています。
これまでのフランチャイズ展開といえば、スピーディーに数百、数千店規模の展開をすることで
・ブランドイメージの確立
・スケールメリットの実現
・先行者利得の享受
等を実現することが主たる目的とされており、このことを前提にフランチャイズシステムは発展してきました。
そのため、フランチャイズ展開を進めるためには、少なくとも100店舗超の展開に耐えられるシステム
を構築することが求められていたのです。
実際、「フランチャイズ、システムって大変そう…」と感じられている方も多いのではないでしょうか。
ところが、弊社のセミナーに参加された方のお話を聞いてみると、
数百店舗どころか、10店舗程度を目標にしている方も少なくありません。
このような方のフランチャイズシステム導入の目的は、
店舗展開を加速することではなく、自社の経営力を高めること
にあるのが特徴です。
なお、フランチャイズ本部構築の進め方や成功のポイントについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。
フランチャイズシステムを導入するメリットの一つに、本部と加盟店でリスクを分散できることがあります。
例えば、昨今のコロナ問題のように急激な環境変化によってチェーンの売上が激減しても、
フランチャイズチェーンでは、その影響を本部と加盟店が双方で負担します。
加盟店舗に限っていえば、本部は当該店舗から得られるロイヤリティは減少しますが、
家賃や人件費等の固定費は、加盟者が負担します。
直営方式と比べれば、本部に生じる損失を、抑制することができるのです。
技術革新や情報化、国際化が進む中、環境変化の速度は今後も増していくことは間違いありません。
この環境急変時代に生き残っていくためには、環境変化に対応できる経営力を身に着けるほかありません。
そして、このことを実現する極めて有効な手段がフランチャイズシステムを導入すること
なのです。
弊社のセミナーに参加する方の大半は、環境変化に対応する経営力を身に着けるために
フランチャイズシステムの導入を検討しています。
そして、ここがポイントとなりますが、従来とは目指す店舗規模が異なりますので、
フランチャイズシステムのあり方や展開の進め方も、当然に変化します。
弊社の考えをお伝えすると、
最小限の仕組みでフランチャイズ展開を開始し、様子を見ながら段階的に大きく育てる
ことが、令和時代のフランチャイズ展開成功の秘訣です。
この考え方であれば、現時点の店舗規模が3店舗程度でも、ムリなくフランチャイズ展開を開始することが可能です。
実際、弊社の支援先には、3店舗規模でフランチャイズ展開をスタートさせている企業が多くあります。
時代の流れとともに、店舗ビジネス経営のあるべき姿も変化しています。
今後の選択肢の一つとして、フランチャイズシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
店舗ビジネス業界の発展のためにも、小さくはじめて大きく育てるフランチャイズ展開のあり方が
広がっていってほしいと思います ^ ^
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