代表ブログ

のれん分けのノウハウが詰まった「のれん分け虎の巻」を無料進呈

のれん分け制度の導入で店舗展開を加速できる理由

「今後は直営店ではなく、のれん分けを中心に店舗展開を進めていきたいと思います」

これは、先日当社がのれん分け制度構築をサポートさせていただいた美容系チェーンの経営者の言葉です。
その企業では、直営・フランチャイズ併せてすでに30店舗超を展開しておりましたが、今の時代背景を踏まえると、今後は直営店を増やしていくことは容易ではないとの考えに至り、当社ののれん分け制度構築コンサルティングにお申込みいただいたものです。

経営者とのれん分け制度のお話をしていると「本部企業にとってメリットが少ないのではないか?」といった質問を受けることがありますが、これは大きな誤解です。
のれん分け制度をうまく活用することができれば、本部には多大なるメリットが生じます。
具体的には、以下のようなメリットが挙げられます。

なお、のれん分け制度つくりや成功のポイントについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

事業拡大したい経営者必見!のれん分け制度をつくる7つの手順と、のれん分け成功の3つのポイント


(1)店舗売上の向上

当社のこれまでの経験上、のれん分け制度により独立者に引き継いだ店舗は、ほぼ間違いなく売上が上昇します。
この理由はシンプルで、社員という立場と独立した経営者という立場では、店舗運営に対する姿勢が全く異なるからです。

先日、当社が構築をサポートしたのれん分け制度を活用して独立した方のお話を聞く機会があり、業績があがった要因を質問したところ、「命を削って働いているからです」という返答がありました。
社員と経営者との違いはこの言葉に集約されているものと思います。

どんなに優秀な社員であったとしても、経営者と同じレベルで仕事に取り組んでいる人はいないといっても過言ではないでしょう。
この仕事に対する姿勢があるからこそ、ほぼ間違いなくのれん分け制度により独立者に引き継いだ店舗は売上が上がるのです。

ロイヤルティ等本部が独立者から受け取る対価を「売上の●%」等としておけば、店舗売上が高まることで本部の利益も増えることとなります。
「本部企業にとってメリットが少ないのではないか?」等と考えている経営者は、引き継いだ店舗の売上が変わらないことを前提にしているのだと思いますが、その前提はよい意味で裏切られることになるのです。

(2)マネジメントの負担低減

前述の内容に通じるものがありますが、のれん分け制度により独立者に引き継いだ店舗は、経営者が命を削って仕事に取り組むことになりますから、必然的に店舗マネジメントも問題なく行われる傾向にあります。
それが最も顕著に出るのが“社員の育成や離職率”でしょう。

人手不足問題が深刻化する中、店舗ビジネスにおいては優秀な人材を確保することが何よりも重要なこととなっています。
当然、経営者であれば採用した人材が戦力になるよう、または退職しないよう、できることを本気で取り組むことでしょう。

当社がこれまで関与した企業のほとんどが、直営店舗よりも独立店舗の方が離職率が低くなっていますし、人材育成も円滑に行われる傾向にあります。
その分、本部は直営店のマネジメントや顧客開拓等に注力できるようになり、結果として本部企業全体の収益性が高まることとなります。
人材マネジメントの重要性が高まり続ける現代において、このメリットは非常に大きな魅力といえるでしょう。

(3)人材採用競争力の向上

近年、人手不足が深刻さを増しており、ありとあらゆる業種において人手不足問題が発生しています。
「働き手の数よりも、求人の数が多い」状況ですから、必ずどこかで人手不足が生じる時代ともいえます。

このような環境の中、大手企業は高い給料や働きやすい環境を整え、それを武器に人材採用を強化していますから、中小規模企業が給与や労働条件で勝負しても勝ち目がないことは明白です。
のれん分け制度の導入は、この人手不足問題を克服するための強力な武器となります。

「将来独立したい!」という志を持つ人間は、目先の給料の高低や労働環境よりも「その会社で働くことで何が得られるか」ということを重視します
中小規模の企業であろうとも、「独立するための環境」が整備されていることをアピールすれば、大手企業との採用競争に打ち勝つことも可能です。

なお、のれん分けと人手不足問題について詳しく知りたい方はこちらのコラムもあわせてご覧ください。

人手不足問題を解決するためのポイント

(4)店舗展開に必要な資金の捻出

直営店舗で展開を続けていくと、どうしても店舗投資に必要な資金面で制約が生じてきますが、のれん分け制度では、投資資金は独立者に用意してもらうことが前提となり、店舗展開における資金面での制約を解除できます。
例えば、既存店舗の売却により得た資金を新規店舗の投資に回すことで、本部は大きな資金を負担することなく店舗を拡大していくこともできるのです。

以上のとおり、のれん分け制度は、店舗ビジネスを営む企業が現代において店舗展開を加速するための有力な選択肢といえます。
現在、直営店舗の展開に限界を感じているのであれば、のれん分け制度を導入してみることも一つの選択肢といえるでしょう。

なお、のれん分けによる資金調達について詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

のれん分け制度を資金調達手段として活用する

無料資料ダウンロード

のれん分け・社員独立FC制度構築の手順やポイントをまとめた資料を無料進呈しています。宜しければ、下記よりダウンロードください。

のれん分けのノウハウが詰まった「のれん分け虎の巻」を無料進呈

小規模フランチャイズ展開の教科書

セミナーのご案内

店舗ビジネスの多店舗展開やのれん分け・FCシステム構築を進めていくため、具体的にどう取り組んでいけばいいのか、どのような点に留意すべきか等を分かりやすく解説する実務セミナーを開催しています。

セミナー一覧ぺージへ

おすすめ記事

  1. 【FC本部構築決定版:第1回】フランチャイズ展開前に準備すべきこ…
  2. のれん分け制度で直営店を譲渡する時の留意点。譲渡対価設計、譲渡契…
  3. フランチャイズ本部の立ち上げ方。7つの手順と成功の3つのポイント…
  4. 事業拡大したい経営者必見!のれん分け制度をつくる7つの手順と、成…
  5. のれん分け契約書に盛り込んでおきたい条項例。絶対に入れなければな…
  6. 【FC本部構築決定版:第5回】フランチャイズ本部の権利・責任を契…
  7. 店舗ビジネスの多店舗展開を成功させるために必要な5つの要件とは
  8. のれん分け制度における加盟金やロイヤリティの考え方

関連記事

  1. 本部札付きのモンスター店舗を立て直す!驚きのその方法とは!?
  2. 社員を継続的に動機づける人材育成に効果的な方法とは
  3. 【YouTube】意外と聞けない”優秀な店長”を育成する超具体的…
  4. 【YouTube更新】高木が独立してから直面した大きな壁とは!?…
  5. 多店舗展開における店舗立地は、商品やサービスの“差別化”がいい物…
  6. フランチャイズ本部が策定すべき“基準となるマーケティング戦略”
  7. 評価制度を運用して「会社の理念・ビジョンの実現」に近づくには
  8. 評価は”点”ではなく”線&#…
店舗ビジネスの会社の事業拡大と社員の年収UPを探求するJOHSHINちゃんねる
小規模フランチャイズ展開の教科書

のれん分け無料メルマガ

専門コラムの他、各種ご案内をお届け中です。ぜひご登録ください。

人気のある記事

PAGE TOP