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のれん分け制度説明会で押さえるべきポイント

のれん分け制度の導入に際して、制度構築後にその内容を従業員に発表する場が必要となります。当社では、のれん分け制度構築をサポートさせていただいた企業様に限り、当該企業様からの希望があれば、できる限りのれん分け制度説明会での代理説明をお引き受けするようにしています。その理由は、のれん分け制度説明会では押さえなければならないポイントがいくつかあり、自社で実施する場合にそれらのポイント満たすことが容易ではないためです。では、具体的にどのようなポイントを押さえておくべきなのか、当社が考えるポイントとして3点をご紹介します。

(1)のれん分けについて知識のない人でも理解できる説明

「のれん分けをする」ということは、一従業員の立場から経営者になることを意味しますから、この決断は従業員の人生に関わる重要なものとなります。当たり前のことですが、のれん分け制度についての理解が不十分なままのれん分けによる独立を選択する人は多くありませんし、逆にそのような人にのれん分けすること自体がトラブルの素となります。ですから、のれん分け制度説明会を通じて、独立を希望する人に対して、自社ののれん分け制度がどのようなものなのかを明確に理解してもらわなければなりません。
しかしながら、従業員の大半はのれん分け説明会に参加して説明を受けることが、のれん分け制度の詳細に触れるはじめての体験となります。のれん分け制度は非常に複雑なシステムですから、これを一度の説明会で完全に理解してもらうことは容易なことではありません。ましてや、説明する側自体ものれん分け制度についての理解が浅いことが普通です。最低限の説明はできたとしても、質疑応答で予期せぬ質問が飛んできたときに、対応ができない恐れは十分にあります。少しでも自信のない回答をしてしまうようなことがあれば、従業員から見れば制度の信頼性に疑義が生じることになります。したがって、のれん分けの制度の説明を担当する人は、誰よりものれん分け制度についての理解を深め、わかりやすく説明することはもちろんのこと、あらゆる質問に対して対応できるように準備しておくことが求められるのです。

(2)中立的な立場からの説明

のれん分け制度を説明する際、従業員からの不満として多いものが「加盟金やロイヤルティが高い」というものです。本部からすれば、これまで培ってきたブランドやノウハウを提供するのですから一定額の金銭を支払ってもらうことは当然のことなのですが、これまで会社に勤めていた従業員からみると、ブランドやノウハウの使用に対してそれだけの対価を支払うことはいまいちピンとこないことが多いようです。その結果として「本部が一番儲かるようになっている」などと制度趣旨を誤解してしまうケースがよくあります。
このようなことが生じないようにするためには、本部と独立者、双方の立場(すなわち中立の立場)からのれん分けやフランチャイズシステムについて解説することが求められます。
例えば、独立者が自分で一から事業を立ち上げる場合と比較すれば、のれん分けによる独立は加盟金やロイヤルティが余計にかかることは事実です。しかしながら、自分で一から立ち上げる場合と比べて、本部が長年かけて培ってきたノウハウ(例えばブランド、立地選定の考え方、本部会議に参加する権利、継続的な指導等)を利用することができるため、その成功確率は自分で一から立ち上げる場合と比べて高いことは間違いありません。このようなイメージで、のれん分けのメリット・デメリットを中立的な立場から解説していく必要があります。

(3)従業員にとって不利なことに対する説明

のれん分け制度説明会で特に重要なポイントは、たとえ言いにくいことであっても独立候補者に知らせるべきことははっきりと伝える、という点です。例えば、独立後に何が起きてもそれは独立者自身の責任であること独立者の売上や利益を本部は保証しないこと、などがあげられるでしょう。「独立する」ということはそういうことであり、極めて当たり前のことではありますが、従業員を大切にする経営者の場合、従業員に対する愛情から、どうしても従業員に対して厳しいことを伝えることに抵抗が生じ、無意識のうちに言うべきことをはっきりと言えないことがあります。
従業員に対するこれらの愛情は素晴らしいものであることは間違いありません。しかしながら、従業員に伝えるべきことをはっきりと伝えないことは別問題です。仮にそのことが原因で、従業員の覚悟が不十分なままで独立し、結果として独立後の経営が上手くいかなかったとしたら、本部と独立者、双方が不幸になることとなります。このようなことを避けるためにも、独立前に伝えるべきことははっきりと伝えることが本部の義務ともいえます。


以上がのれん分け制度説明会開催におけるポイントとなります。のれん分け制度説明会の出来により、その後の制度展開の可否が決まるといっても過言ではありません。のれん分け制度説明会の開催に不安があるようであれば、専門家によるサポートを受けることも一案といえます。

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