こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
「はじめに相談したときに取り組みはじめればよかったです…」
これは、3年ぶりにご相談に訪れた経営者のお声です。
人材の採用や定着化が上手くいかずその対応策についてのご相談でした。
お悩みの内容や現在の状況を詳しくお聞きし、取り組むべき内容をいくつかご提案したのですが、驚いたのはここからです。
私は、過去に受けた相談は
- 相談内容
- その悩みに対する企業の取り組み状況
- 私からの提案内容
の3点をすべて記録しているのですが、その経営者から3年前に相談を受けたときの記録を確認したところ、記録していた3つのいずれも
3年前とほとんど同じもの
だったのです。
つまり、
この3年間、同じ悩みを抱え続けている一方、
取り組み内容はほとんど変わっていない
という状況でした。
その事実をお伝えしたところ、前述の反応があったのでした。
実は、このようなケースは決して珍しいことではありません。
そして、その理由もわかっています。
その理由は、
問題の本質的な解決のためには新たな取り組みに
チャレンジする必要がある一方、
新たな取り組みへのチャレンジはかなりの苦痛が伴うため、
なかなか一歩を踏み出すことができない
というものです。
例えば、ダイエットをしようと考えれば、
- 食べる量を減らす
- お酒を飲むのを控える
- 定期的に運動する
などに取り組んでいくことが考えられます。
これらは、今までやっていない人からすれば、間違いなく苦痛が伴うはずです。
だから、
悩み解消に向けた一歩を踏み出すことができず、
取り組みが変わらないため、同じ悩みを抱え続ける
という事態が生じるのです。
人材の採用や定着化といった悩みを克服するためには、年単位で取り組みを積み上げていく必要がありますから、この悩みの解消に向けた取り組みは、そうとうな苦痛だと思います。
※なお、人手不足対策については以下に考え方をまとめていますので興味ある方はぜひお読みください ^ ^
しかし、
「新しいことへのチャレンジ」
という苦痛を乗り越えること無くして、悩みが解消することなどありえないのではないでしょうか。
問題解決を先送りしたとしても、問題が悪化する可能性はあっても、勝手に解決することはありえません。
いつかその問題が深刻化したときに向き合わなければならないときがやってきます。
そう考えれば、問題があることに気が付いた瞬間に、事態が深刻化する前に解決に向けて動き出す方が、賢明な判断といえるのかもしれません。
みなさんには、
気が付いているにもかかわらず
解決を先送りにしている問題
はありませんか?
もしあるのであれば、いまこの瞬間から解決に向けて動き出すことが、最善の選択かもしれませんね。
と、書きながら自分にも言い聞かせている今日この頃です (´―`)
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