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【ネットラジオ】第34回『学習塾を経営しています。これから多店舗化を目指すにあたりコンサルタントにサポートをお願いしたいと考えていますが、どのような観点で選ぶべきでしょうか?』

ネットラジオ『多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所』は、弊社代表の高木と社労士の田村陽太が、飲食店、整体院、美容院等の様々な店舗ビジネスの「多店舗展開」を加速させるために重要な事を対談形式でお話しするラジオ番組です。

第34回『学習塾を経営しています。これから多店舗化を目指すにあたりコンサルタントにサポートをお願いしたいと考えていますが、どのような観点で選ぶべきでしょうか?』というテーマで店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が熱く語ります。

【ハイライト】

・良いコンサルタントとは?

・コンサルを選ぶ前に会社がやっておくべき事

・無数にいるコンサルの中から一人見つける方法

・選ばれるコンサルが誰よりも努力している事とは?

・良いコンサルタントを見極める究極の質問

・コンサル選びで最後迷ったら?


多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所。この番組は株式会社常進パートナーズの提供でお送りいたします。

店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠が最速・最短で年商30億、店舗数30超を実現する実証されたノウハウをコンセプトにのれん分け制度構築、FC本部立ち上げ、立て直し、人事評価制度の整備など飲食店、整体院、美容院などの様々なビジネスの多店舗展開を加速させるために重要なことを対談形式で分かりやすくお話しする番組です。

田村:こんにちは。パーソナリティーの田村陽太です。配信第34回目となりました。本番組のメインパーソナリティーをご紹介します。店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠さんです。よろしくお願いします。

高木:よろしくお願いします。

田村:高木さん、頑張っていきましょう。

高木:はい、お願いします。

田村:今日の質問はこちらとなっております。「学習塾を経営しています。これから多店舗化を目指すにあたり、コンサルタントにサポートをお願いしたいと考えていますが、どのような観点で選ぶべきでしょうか。」ということなんですけども、これはコンサルタントに外注してみたいというご相談ですね。何かあるんですか、そういうポイントというか。

高木:私もコンサルタントなんで、そうですよね。なかなかお答えしにくいテーマではありますね(笑)

田村:そこは自信持ってくださいよ(笑)何かあるんですか、高木さん自身がコンサルタントとしてやっていても、やっぱりこの人はいいコンサルタントだ、みたいなってありますか?

高木:良いコンサルタントっていうのは、やっぱりその依頼するクライアントによって変わってくると思うんですよ。というのはまず、コンサルタントの仕事ってサービス業じゃないですか。もう形もないわけですよね。だから非常にわかりにくいというか、そのコンサルタントのサービスを買ったらどんなことが起きるのかっていうのが、もうはたから見たらわかんないんですよね。

田村:そうですね。形がないものですからね。

高木:そう。なのでまずはサービスの特性っていうのは依頼する側も十分にご理解いただかなきゃいけないと思います。その中で、コンサルタントにサービスやサポートをお願いしたいと考えてるわけじゃないですか。そのときにお願いして、何を実現したいのか、もしくは悩みがあれば、どんな悩みを解消してもらいたいのかっていうことを、やっぱり明確にする必要があるかなと思いますね。

田村:なるほど。それはどういうことですか。

高木:結局いろんなコンサルタントがいて、企業の悩みもいろいろだったりするわけじゃないですか。今回のご質問の方は学習塾ですね。例えば学習塾で、生徒の増やし方を教えてほしいのか、それとも例えば講師の先生確保で苦しんでるのか、その悩みが二つあるとしたら、どっちの悩みかによって、お願いするコンサルタントって変わるじゃないですか。

田村:確かに、そうですね。

高木:さらに言うと、生徒をもっと増やしていきたいっていうお悩みだとしますよね。それは短期的に沢山増えるやり方を教えてほしいのか、安定的に生徒を増やしていくための仕組みを作りたいのかで、またアプローチの仕方が全然違うわけですよ。そういう風にいろんな悩みがあるわけじゃないですか。

田村:そうですね。

高木:そしたら、それぞれの悩みによって当然依頼するコンサルって変わりますよね。だからコンサルタントでもこの人にお願いしておけば間違いないだろうっていうそういうコンサルタントの方もいるんですけど、ただ基本的にはまずどんなお悩みを解決したいのかっていうことをちゃんと自分の中で明確にしてもらって、それに合ったサービスを提供してくれる方を見つける必要があるんじゃないかなと思いますけどね。

田村:なるほど。そういう流れなんですね。1個質問したいんですけど。
例えばそういう解決したいっていう課題を見つけたとするじゃないですか。次にどのコンサルタントにお願いしようかって探し始める段階に行くじゃないですか。それはどうやって探していくんですか。検索してもいろんな無数のコンサルタントがいるじゃないですか。「この人だ!」ってなかなかピンポイントに決めにくいと思うんですけど、どうやって選んでいくものですか。
高木:私がおすすめしているのは、コンサルタントにお願いするっていうと結局人と人との関係になってくるんですよね。学習塾も一緒だと思うんですけど、例えば教える内容がダントツにすごいからそこに行くっていう感じの塾って私は少ないと思うんですよ。

田村:はい。

高木:講師の先生が丁寧に教えてくれるとか、多分そういう方面の方が重要なんじゃないかなと思うんですよね。コンサルも結局一緒なわけですよ。そのコンサルタントにお願いしたら、比較的長い期間その方と付き合っていくわけじゃないですか。

田村:そうですね。

高木:そうすると、やっぱりその人がどんな専門性を持っているのかっていうのも当然重要なんですけれども、どんな人柄なのかとか、もしくはどんな思想を持って仕事をしてるのかみたいなところって僕はすごく重要なんじゃないかなと思うんですよ。だから、そういった情報をしっかり取りに行くことを私はおすすめしますけどね。

田村:なるほど。取りに行くというと、人柄を見れるような媒体っていうとやっぱ動画コンテンツとかになるんですか。電話とかをかけてみるものなんですか?どうやってやればいいんですか。

高木:ですからまずそういったYouTubeで情報発信されてる方だったらYouTubeなんかを見られるといいと思いますし、私なんかだと、このポッドキャストもそうですけど、ブログとかメルマガなんかで、普段どんなことを考えてるかって情報発信してるわけですよ。
そういうのをまずは情報収集していただいて、専門性が合うかどうかっていうところとか人柄とか方針ですね。その方の考え方が自社に合ってるのかどうかっていうところをやっぱり見極める必要があると思います。逆に言うと私はコンサルタントなんですけど、コンサルタントの側から見ても、やっぱりこちらの専門性はもちろん、それこそ人柄とか方針とか理念とかを知ってもらうって本当に重要なんですよ。

田村:なるほど。それはどういうことですか?

高木:というのは、私の会社の理念っていうのは、店舗ビジネスの社会的な地位を高めていくというところを中心に据えてますからね。ただその店舗ビジネスの経営者が儲かればいいみたいなサービスって提供してないんですよ。だからそういう人が来られても困るんですよね。

田村;なるほど。

高木:「従業員さんのことはどうでもいいよ。とりあえず俺が儲けたい。」みたいな思想の人に来られても困るんです。それは合わないからそういう人に来てもらわないように、やっぱり私達のことをよく知ってもらった上で依頼を受けたいので、私達はそういう情報発信をしてるんですよね。

田村:思想を発信することっていうのは頼んでもらうお客さんをフィルターにかけるって意味でも大事ってことなんですね。

高木:そうですね。だから今この番組でも、そういう人はこられたら困るって話をしたわけじゃないですか。こういう話をしてたら来ないわけですよ。逆に言うと、要はその店舗ビジネスの社会的地位を高めたいとかっていう、そういうことに共感しくださる方っていうのは逆に来てほしいわけですね。

田村:なるほど。ありがとうございます。もう一個質問したいんですけど。さっきのYouTubeとかブログとかでいろいろとこのコンサルタントは自分に合うなっていうことで見極めていくじゃないですか。次にこの人にお願いしたいですっていう形で面談すると思うんですよ。そのときに、このコンサルタントは大丈夫なのかなって見極めるときの質問のポイントというか、こういうことを聞いたらこの人は良いコンサルタントだな、みたいなポイントってあるんですか?

高木:まずはその人の人柄とか方針が合うかどうかっていう事が大事ですね。その後はやっぱりコンサルタントがお話してる内容っていうのが、具体的かどうかっていうところだと思いますけどね。というのは冒頭で話した通り、コンサルティングっていうものには形がないんですよね。正直わかんないわけですよ、そのコンサルタントの商品がいいのか悪いのかっていうのは。ただちゃんとしたコンサルタントっていうのは当然コンサルティングっていうのを他でもやってたりするわけじゃないですか。

田村:そうですね。

高木:やってなかったとしても、こういう風にやっていくっていうのをちゃんと考えているんだと思うんですよ。だから必ず提案する際とかに、具体的にどういう内容になってるのかとか、コンサルティングが例えば月1回面談とかをするんだったら、全部で何回ぐらいなのかとか、各回の内容がどうなってるのかとかを具体的に示せるんだと思うんですよね。

田村:はい。

高木:そこまで要は具体的に出せると、見えなかったものが見えるようになってるじゃないですか。これって実際、私もコンサルタントだからよくわかるんですけど、非常に難しいんですよ。例えば、「あなたのお悩みを私は全部聞いて、その時に改善案を提案しますよ」みたいな言い方。すごいふんわりしてるじゃないですか(笑)

田村:そうですね(笑)

高木:抽象的だからめちゃくちゃ楽なんですよね。それを例えば「あなたが学習塾の講師の募集が不足していて困ってるという悩みだったとしたら、それを私にご相談いただいたら全部で6回支援します。人手不足の悩みを解消するためには、こういうプロセスで支援をしていきます。」っていうのを明示するのは大変じゃないですか。

田村:いやそれは結構聞き出さないと厳しいですね。学習塾がどんな状況なのかとかも聞かないとわかんないですよね。

高木:でもそこっていうのは、やっぱりコンサルタントの方がどれだけノウハウをこれまで保有してきてるかどうかとか、経験してきた量によってだいぶ差が出てくるわけですよ。逆に言うと、何してくれるのかよくわかんない、例えばなんか相談を聞いて、なんとなくアドバイスしてくれるみたいな事しか言ってないんだとしたら、それはちょっとコンサルタントとして怪しいですよね。

田村:そこが見極めのポイントというか、怪しいなって思う判断基準なんですね。

高木:私なんかはやっぱり、基本的にサービス業っていうのはコンサルタントに限らず、サービスが見えないわけですからそれを見えるようにしていくっていうのを皆さんやるべきことだと思うんですよね。例えば学習塾で言ったって、成績をこれぐらい上げるために、こういうカリキュラムで、こういう指導方針でやっていきますとかって見える化するじゃないですか、普通。

田村:はい。

高木:コンサルタントもそうあるべきなんですよね。でもそれがない方っていうのは、やっぱ辞めた方がいいと思いますし、そういうのをちゃんと示してくれる方にお願いされるっていうのが良いのかなと思いますね。

田村:なるほど。時間が結構近づいてきたんですけども。最後に僕質問したいことがありまして、コンサルタントのこの方がいいなと思って最後決めようとしていて、だけどもう1人、このコンサルもいいなと思うパターン。2人で悩んでる場合に、最後高木さんだったらこの2人のどっちにしようかってなったときに、どういうところで決めますか。このコンサルタントにしようっていう最後の決め手は何ですか。

高木:私は、コンサルタントの方ってそれなりに長い期間のお付き合いになると思うんですよ。だからよくあるのは、価格をすごく意識して価格が一番安いところにしようとかそういう観点は確かにあるんでしょうけど、私はまず人としてとか、理念に合うかどうか、私はそっちの方を重視した方が、中長期的にはうまくいくんじゃないかなと思いますね。

田村:なるほど。会社の理念やそのコンサルタントの理念と一致しているという事ですか。

高木:そうですね。そのコンサルタントの考え方とかに賛同できるかどうかとか、そもそも人として、この人と一緒に付き合っていきたいと思えるかどうか、そこが一番重要なのかなと思いますけどね。

田村:なるほど。高木さんも今までいろんなお客さんを見てきた中で、長続きしているお客さんというと、やっぱりその理念が合わさってるところが一番良かったですか。

高木:やっぱり最終的には、仕事に対してどんな思いでやってるかや、考え方が近い方っていうのがやっぱりお付き合いって長いですよね。だから金額がどうかっていうのは、確かに短期的なところで見ると大きい違いになるんだと思うんですけど、やっぱり中長期的に見たときには、やっぱり最終的には人で選んだ方が失敗はないんじゃないかなと思いますね。

田村:なるほど。高木さんの会社にコンサルティングをお願いしたいときはどんな風な流れになるんですか。通常ですと、何か面談とかあるんですか。

高木:通常はブログをしっかり読んでもらったりだとか、メルマガも発行してたりそれ以外にセミナーもやっているんでそれを見て頂きますね。まずはそういうので私もしくはうちの会社がどんな思想でやってるのかっていうのを知ってもらって、それでちょっとお話してみたいなと思う方には、1回個別相談に申し込みいただいてるんですよ。

田村:なるほど。

高木:そこは無料で対応してて、これが私と1回話して一緒にやっていきたいかどうかっていうのを知ってもらう機会ですよね。そこである程度こんな風にしたらいいんじゃないですかっていう話をして、うちにご依頼いただく場合はこういう感じでやりますよっていう企画書なんかも出させていただきます。あとは相手の経営判断になりますね。そこでご判断いただくっていうフローを取ってます。

田村:はい。

高木;それはさっきお話した通り、やっぱ合うか合わないかっていうのが大事だと思ってるんで、少し面倒くさいんですけど、そういう工程を踏んでもらうようにしてますね。

田村:なるほど。聞いてくれたリスナーさんもどんな風に常進パートナーズさんにお願いしたらいいかっていう流れがちょっと垣間見えましたね。

高木:はい。何かあれば、ぜひ個別相談に申し込みいただければと思います。

田村:ありがとうございます。今日はコンサルタントの選ぶポイントということでお話いただきました。ありがとうございました。

高木:はい、ありがとうございました。 

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