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美容業の経営者がのれん分け対象者へ伝えていただきたいこと

弊社が美容業ののれん分け制度構築のご相談の場で、経営者からよくお聞きするのは
「自社の社員に対し、のれん分けで独立するメリットを伝えきれるのか不安…」ということです。
つまり美容業、特に美容院では、個人に顧客がつきやすいため「のれん分け制度を利用して独立するメリットがあまり感じられない」と、経営者自身も思ってしまうようなのです。

そこで今回は、美容業においてのれん分けで独立するメリットを伝える前に、ぜひ経営者が独立者へ伝えていただきことをまとめてみます。

「一人でこぢんまり」は独立時がピークの危険性

「どうして美容師はある程度経験を積むと、一人でこぢんまりと独立しようとするんでしょうね。」
これは弊社がのれん分け制度構築コンサルティングでご支援している美容院経営者の言葉です。

この方は若くして美容院を開業し、フリーランスを数名使う中規模店舗を1年ちょっとで地域一番店として成功させ、現在多店舗展開を進めているやり手の経営者です。
自社の提供するサービスに合致するターゲットを決め、その顧客のニーズを想定した細やかな工夫をいくつも組み合わせることで、確実に支持を広げているようです。

そしてフリーランスとはいえ、自社で委託している仲間の美容師に、「将来は経営者となる道」を提示するために、弊社へコンサルティングを依頼されたのです。
それだけに、コンサルティングの途中で出たその言葉には実感がこもっていました。

個人が組織で売上を上げる店には敵わないという現実

なぜそう思うのか、さらに興味を持ってお聞きすると
「きっと業務委託である程度売上を上げられるようになると、独立すれば全て自分の収入になると思ってしまうんでしょうね。だけど、そこが売上のピークになる危険性があるし、個人での独立開業はそこから先細りのパターンが一番多いんですよ。」

つまり経営者の話を要約すると、「お客様はきまぐれで、一人で対応しきれない時にどうしても美容院へ行きたければ、他の店を探して簡単に離脱してしまう。そしてカラー剤や商材などの品揃えの豊富さや仕入れルートの確保、新たな技術の習得機会、営業時間の長さといったサービス面や、ホットペッパーへの掲載等による集客面でも、個人店が組織だった中規模以上の店に敵うわけがない」とのことでした。

だからこそ、この経営者は、仲間の美容師に

  • 最初から自分以外の美容師を雇用(委託)する大きさの店舗での開業
  • 将来的には複数店舗のオーナーになり、マネジメントによる収入を得ることを見据えた開業

を推奨しているのです。

美容業の経営者の悩みを解決する「のれん分け」

前段でも述べたとおり、弊社へご相談される美容業の経営者のお悩みのトップは「何年もかけて自社で育てた社員が、独立してしまう」というものです。
これは美容業、特に美容師は資格があり、人に顧客がつきやすいビジネスモデルなので、仕方のないことだと諦めている方も多いようです。

しかし弊社では、のれん分けにより、経営は別事業体でありながら、自社のグループ店舗として、協力し合える組織の一員であり続けてもらえる道をご提案しています。
いわゆる「理念を共有した経営者集団を作る」ということです。

さらにコンサルティングにおいて、必ずお伝えしていることの1つに「独立者にゆくゆくは複数店舗の経営者を目指してもらう絵を予め描いておく」ということがあります。
これは「将来的には複数店舗のオーナーになることにより、マネジメントで収入を得ること」はもちろん、店舗ビジネスにおいては

  • 規模の経済により生産性を高めるため
  • 人材の雇用や集客のおける知名度向上等のブランド力を高めるため

に3店舗程度の複数店舗の経営が必要であると、これまでの経験則により弊社が考えているからです。

なお、のれん分け制度つくりや成功のポイントについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

事業拡大したい経営者必見!のれん分け制度をつくる7つの手順と、のれん分け成功の3つのポイント

のれん分けのメリットを伝える前に

前述の経営者は、実はまだはっきりしたのれん分け対象者はいないそうです。
しかしご自身の「自社は個人に優る取り組みができる」という自信と、「美容師もいつかはマネジメント側にまわることが必要」という信念から、早いうちに制度を構築し、そして自身の考えを仲間であるスタッフへ伝えたいそうです。
それが美容師の社会的地位の向上、ひいては業界の活性化につながると考えてのことです。

恐らくのれん分け制度の導入を検討されている美容業経営者の方は、今回お伝えしたような「個人での小規模な独立開業」が「自分のペースで働けて、売上は全て自分の収入になる」といった明るい未来ばかりではないことに気づいている方が多いことでしょう。
実際にエース級の人が独立後にどんどん先細りになっていく現実を目の当たりにし、のれん分け制度構築を決意された経営者の方も、弊社の支援先にはいらっしゃいます。

なので、もしまだそういった「小規模独立の厳しい一面」「長期的な時間軸で展望する重要性」に気づいていない独立希望者に対しては、まずは厳しい現実をきちんと伝えていただきたいのです。
そしてその後で、目に見える形にした「のれん分けにより自社グループに入り続けることのメリット」を、自信と信念を持って対象者へ伝えていただければと思います。

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