こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
これまで、
FC本部と加盟店の間で発生した
さまざまなトラブルを見てきました。
もちろん、
トラブルの原因はケースによって異なります。
ただ、
多くのケースを振り返ってみると、
その発端となっているのは、
「加盟店の業績が当初計画を下回ったこと」
が大半です。
加盟前には、
「これくらいの売上が見込めます」
「このくらいの利益が期待できます」
と説明を受けていた。
ところが、
実際に開業してみたら
思うように売上が上がらない。
赤字が続いて、
手元の資金も減っていく。
こうなってくると、
加盟店経営者としては、
「話が違うのではないか?」
という気持ちになってしまうのも
無理はありません。
そこから、
「加盟前に聞いていた話と違う」
「本部のサポートが足りない」
「そもそも、このビジネスモデルに
問題があるのではないか」
と、
本部に対する不満や不信感が
少しずつ大きくなっていく。
そして最終的には、
契約解除や訴訟などの
大きなトラブルに発展する。
これが典型的なパターンです。
それでは、
こうしたトラブルを防ぐために、
加盟店が必ず計画通りの業績を
達成できる仕組みをつくればいいのか。
もちろん、
本部として再現性を高める努力は必要でしょう。
ただ、
事業である以上、
業績が計画値を下回る可能性を
ゼロにすることはできないはずです。
そのため、
ビジネスモデルの磨きこみだけでは
本部と加盟者のトラブルをゼロにすることは不可能です。
そこで、弊社では
FC本部を構築する際には、
「加盟店の業績が計画値を下回ることもある」
ということを前提として、
仕組みや体制を設計することを
おすすめしています。
この前提に立つと、
FC本部としてやるべきことも
変わってきます。
例えば、
営業段階では、
どのようなリスクを
加盟希望者に伝えておくべきなのか。
収益モデルを説明するときには、
どこまでが実績で、
どこからがシミュレーションなのか。
こうしたことを
丁寧に説明する必要があります。
逆に、
「このFCなら絶対に儲かります」
「誰がやってもこのくらい売れます」
など、
誤解を生む可能性のある表現は
避けなければなりません。
開業後のサポートについても同様です。
業績が順調なときだけを想定して
サポート体制をつくるのではなく、
計画を下回った加盟店に対して、
本部がどのように関わるのかまでを考えておく。
・どの数字を確認するのか。
・どの段階でアラームを出すのか。
・改善策をどのように考え、
実行していくのか。
こうしたことまで
あらかじめ設計しておけば、
問題が発生したときにも
本部として適切に対応しやすくなります。
FCトラブルを防ぐために重要なのは、
「失敗しないFCをつくる」ことだけではなく、
「想定通りにいかなかったときにどうするか」
まで設計しておくことです。
そして、
この考え方を徹底していくと、
自然と加盟者に対して
誠実なFC本部になっていきます。
計画未達の可能性を前提にすれば、
加盟募集の段階で
過度に期待を持たせることもなくなります。
リスクについても
きちんと説明するようになります。
開業後も、加盟店の業績を確認し、
問題があれば早めに対応するようになります。
結果として、
本部と加盟店との
認識のズレが少なくなり、
トラブルの発生も
抑えられるようになります。
FC本部をつくるときには、
どうしても
「成功する仕組みをどうつくるか」
に目が向きがちです。
もちろん、
それは大切です。
でも、それと同じくらい、
「計画通りにいかなかったときに、
本部としてどうするのか」
を考えておく。
この視点が、
加盟店と長期的な信頼関係を築ける
FC本部づくりには欠かせないと思います。
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