こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
FC本部の組織づくりって
難しいですよね。
弊社にFC展開に相談に来られる方から
FC本部の組織体制については
頻繁に質問を受けます。
正直、3店舗目くらいまでは
経営者一人でFC本部の
全ての機能を果たせるので
組織化は不要です。
ただ、5店舗、10店舗と
FC店舗が増えていくと、
当然、FC本部を組織化していく必要があります。
この時、最も大切になるのが
スーパーバイザー(SV)です。
フランチャイズ本部におけるSVの業務は
定期的に店舗を訪問して、
加盟店が本部の方針やマニュアル通りに
店舗運営を行っているかを確認し、
必要に応じて指導することで、
フランチャイズ本部と加盟店との
良好な関係を維持しつつ、
加盟店の業務のクオリティを管理するという
FC本部にとって極めて重要な役割を果たします。
こんなに重要な役割を果たすSVですが
なんとなく運用されているケースが多い印象です。
結果
・SVが一部の加盟店に臨店していない
(年単位で臨店していない加盟店がある)
・SVの仕事内容が人によってバラツキがある
・SVがただの御用聞きやチェックマンになっていて
加盟店から必要とされていない
みたいな事態が発生しています。
この状態では、
加盟店もロイヤリティを払っているのが
バカバカしくなってしまいますよね。
加盟店からすると、SVによる指導は、
本部からサポートを受けていることが実感できる
数少ない機会です。
この機会に明確な価値を提供できれば
加盟店との信頼関係も深まっていきますので、
拡大フェーズにあるFC本部としては
SV業務をしっかりと設計しておく必要があります。
具体的には、初期段階においても
少なくとも以下の点について
充分に検討を行い、仕組みを構築しておくべきといえます。
・臨店、面談をどの頻度で実施するのか
・臨店、面談では何をするのか
・臨店時に何をチェックしなければならないのか
・面談、臨店にはどのような資料が必要か
そして、日々SVの仕組みを
ブラッシュアップしていくこと。
私が在籍していた1,000店舗超のFC本部では
その規模になっても、
継続的にSV業務をブラッシュアップしていました。
それくらいFC本部にとってSV業務が重要
という証でもありますね。
いきなり完璧になることは
ありえないので
少しずつ体制構築や仕組み化を
進めていきましょう(^^)
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