こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先日、FC展開のお手伝いをしている
本部経営者から
「現在加盟交渉を進めている
加盟候補者について
高木さんは話を進めていくべきだと
思いますか?」
といった質問を受けました。
ちなみに、この本部は
FC募集をリリースしたばかりで
まだ加盟者はゼロの状況です。
今後の事業展開を考えると
加盟1号は早期に獲得したいところ。
ただ、本部経営者から
お話を聞く限り
その加盟候補者には
どうしても引っかかる点があったため
その点は本部経営者に
はっきりとお伝えしました。
では、どんな点が
気になったのかというと
その加盟候補者が
「本当に売上は上がるのですか?」
といったようなことを、
確認してきたという点です。
加盟者も経営者ですので
加盟後の売上が気になるのは当然ですが、
質問の仕方から
フランチャイズとは、
本部が加盟者の売上を
上げてあげる仕組みである
と考えていそうな印象があることが
とても気になりました。
FCとはいえ事業である以上
「100%売上が上がる」
ということはありえません。
事業である以上、
リスクは必ず存在します。
このことを前提とした場合、
フランチャイズのことを
「本部が加盟者の売上を上げてあげる仕組み」
と思っている方を加盟させてしまうと、
仮に加盟後に売上が上がらなかった場合
まず間違いなく、本部と加盟者間に
トラブルが生じると思うのですよね…
フランチャイズとは
「本部が加盟者の売上を上げてあげる仕組み」
ではなく
本部から提供されるノウハウや
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サポートを駆使して
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加盟者が売上を上げていく仕組み
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ですよね。
この共通認識がないと、
本部と加盟者間のトラブルは
防ぎようがないと思うのです。
なので、
この点はその加盟候補者にも
しっかりと釘を刺しておかないな
と感じました。
以上を踏まえ、本部経営者には
・事業である以上リスクがあること
・本部はノウハウ提供やサポートをするが
行動するのはあくまで加盟者であること
・これらを踏まえてFC加盟する覚悟があるかどうか
この3点を加盟候補者に問いかけていただき
前述の懸念が払しょくされた場合に限り
加盟を認めることを推奨しました。
加盟者を獲得したい!
(特に初期段階)
という思いと
この加盟候補者は
本当に加盟させるべきなのか
という思いの葛藤。
非常に悩ましい問題ですが、
中長期的な視点で考えた場合には
加盟させるべき人だけを加盟させること
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これが一番大切なのではないかと思います。
目先の結果に焦らず
中長期的視点から判断していきたいですね(^^)/
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