代表ブログ

中小企業のDX活用による省人化・非接触化に潜む落とし穴

こんにちは。
常進パートナーズの高木です。

先日、外食大手のすかいらーくが、2022年中に展開する外食店約2000店舗に対し配膳ロボットを導入することを発表しました。

>詳しくはこちら

すかいらーくに限らず、人手不足の深刻化や新型コロナ感染症拡大の影響を受けた店舗ビジネス業界において、ロボット等のDXを活用した省人化・非接触化が進んでいます。
この流れは、今後ますます進んでいきそうです。

ただし、ここで注意すべき点は、前述のような取り組みは、
「大手企業がとるべき戦略である」
という点でしょう。

ロボットの活用により効率化は進むかもしれません。
一方、ロボット活用が進むとサービス品質は同質化していきます。

すかいらーくの例でいえば、配膳ロボットの導入により、接客サービスの品質で他社と差別化する余地が狭まってしまう(同じロボットを導入する店舗間で違いが無くなってしまう)のです。

そのため、ロボットを活用した省人化・非接触化の先には、価格競争が待ち受けています。
大企業であれば、激しい価格競争に打ち勝つことができるのかもしれません。
一方、中小企業が大手企業に価格競争で勝つことは現実的ではないでしょう。

ロボット導入による省人化・非接触化を進める大手企業に対して、同じ土俵で勝負をしても勝ち目はありません。
中小企業がとるべき基本戦略は、「大手企業との差別化」です。

大手企業がロボット導入による省人化・非接触化を進めるのであれば、中小企業としては、
効率が悪かろうとも、人を介して「ロボットでは実現できないサービス」を提供していくことが求められるのではないでしょうか。

時代の流れを捉えつつも、大手企業の動向に惑わされず自社ビジネスモデルの軸をぶらさないことが大切ですね ^ ^

無料メルマガ登録

専門コラムの他、各種ご案内をお届け中です。ぜひ、ご登録ください。

のれん分けのノウハウが詰まった「のれん分け虎の巻」を無料進呈

21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書

JOHSHIN YouTubeチャンネルのご案内

店舗ビジネスの会社の事業拡大と社員の年収UPを探求するJOHSHINちゃんねる

セミナーのご案内

店舗ビジネスの多店舗展開やのれん分け・FCシステム構築を進めていくため、具体的にどう取り組んでいけばいいのか、どのような点に留意すべきか等を分かりやすく解説する実務セミナーを開催しています。

セミナー一覧ぺージへ

おすすめ記事

  1. 事業拡大したい経営者必見!のれん分け制度をつくる7つの手順と、成…
  2. 【FC本部構築決定版:第5回】フランチャイズ本部の権利・責任を契…
  3. のれん分け制度における3つの独立形態。「直営店譲渡」「経営委託」…
  4. のれん分け制度における加盟金やロイヤリティの考え方
  5. のれん分け制度で直営店を譲渡する時の留意点。譲渡対価設計、譲渡契…
  6. フランチャイズ本部の立ち上げ方。7つの手順と成功の3つのポイント…
  7. 【FC本部構築決定版:第1回】フランチャイズ展開前に準備すべきこ…
  8. 店舗ビジネスの多店舗展開を成功させるために必要な5つの要件とは

関連記事

  1. 将来への不安が募る今だからこそ、「のれん分け」という社員のキャリ…
  2. 【ネットラジオ更新】第64回『社員のモチベーションアップのために…
  3. 判例からフランチャイズ契約終了時に気をつけておくべきポイントとは…
  4. 人材育成がうまくいかない会社の4つの共通点とは?
  5. 【ネットラジオ更新】第60回 『まつげエクステサロンを経営してい…
  6. FC加盟希望者との個別相談で「やってはいけないこと」とは
  7. 【ネットラジオ更新】第54回『パーソナルトレーニングジムを経営し…
  8. のれん分け制度を導入する経営者が考えておくべき「独立者の将来像」…
店舗ビジネスの会社の事業拡大と社員の年収UPを探求するJOHSHINちゃんねる
21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書

のれん分け無料メルマガ

専門コラムの他、各種ご案内をお届け中です。ぜひご登録ください。

人気のある記事

PAGE TOP