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のれん分け制度導入と併せて社員の意識変革を行う必要性とその考え方

のれん分けコンサルティングをお申込みいただいた経営者の方とは、4か月から半年の期間、毎月対面またはオンラインでお目にかかって、制度構築のための打ち合わせを実施していきます。
初回は緊張感からくるぎこちなさはあるものの、徐々に打ち解けていただく方がほとんどのため、数多くの企業支援にあたっている高木に対し、ご自身が抱える課題をお話しくださる方も多いのです。

そこには店舗ビジネスならではの「人」にまつわる悩みが多いのが実感です。
今回はのれん分け制度構築以前に、スタッフの仕事に対する意識変革には、第三者からの刺激が有効である点についてまとめてみたいと思います。

なお、店舗ビジネスのキャリアの限界を突破する「のれん分け制度」づくりや成功のポイントを知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

事業拡大したい経営者必見!のれん分け制度をつくる7つの手順と、成功の3つのポイント

(1)経営者が強みの源泉

ある飲食店経営者から、ビジネスモデルについて、その成功の要因をお聞きしながら、「強み」を整理していた時のことです。
商品やサービスについて、その企業のこだわりを一通りお話いただいたものの、第三者から見ると「本質的にもっと違う強みがあるのでは」という想いがぬぐえませんでした。

そこでもう少し詳しくお話を聞くと、「目の前のお客様一人一人に喜んでもらえるように」といった言葉が聞かれました。
そして日々の店舗運営で具体的にどのようなことをしているかを教えていただき、そこにはチェーン店にはない「非効率」な部分があり、それがお客様を惹きつけている要因であることがわかりました。

つまりその経営者の「人に対する姿勢」が強みの源泉であったようです。
その証拠にコロナ禍でお弁当を初めて販売した時には、多くのお客様が「応援しているよ」と買いにきてくださり、予想以上の収益をあげられたそうです。

(2)スタッフの立場では気づけないこともある

そのような経営者なので、会社の拡大とともに、スタッフにもキャリアアップを目指してほしいと望まれ、ご自身で理念や会社方針を共有する勉強会を月1回のペースで開いているそうです。
しかし最近では発言する人が固定化しており、もう少し活性化できないかといったお悩みがあるようでした。

特に日々の業務をこなすように淡々と働くスタッフには、物足りなさを感じており、同時に、経営者として「わくわくするような想いを持たせてあげられていない」との想いもあるようなのです。

ではこのような経営者から見て「物足りないスタッフ」が生まれる理由はどんなことが考えられるのでしょうか。
1つはその人が「働く」ことに重きを置いていない場合があります。
あくまで働く時間は生活のためと割り切り、その時間の労働力を提供すると割り切っている場合です。

そしてもう1つは「働く」ことにまつわる様々な視点に気づいていない場合です。
例えば「そもそも仕事とは何か」であったり、「人生における仕事の位置づけ」や現在の厳しい経営環境において持っておくべき「仕事に対する姿勢」であったり、といったことです。

こういった視点を経営者は自然に持っており、全て責任を持つ立場になれば、否応なしに向き合って考えていることではないでしょうか。
しかしスタッフの立場では、そういったことを考えなくても、出社して目の前の業務を淡々とこなしていれば、1日は終わるのです。

(3)第三者からの刺激も有効

恐らく経営者は、「気づいていない」スタッフを意識づけるために、これまで勉強会を開いて気づかせようとしたのだと思いますが、やはり日々接している経営者からでは、「業務の延長」といった気持ちをスタッフは持ちやすく、また話すエピソードも限られているため、思うような効果が発揮できていなかったのではないでしょうか。

そのような場合には、第三者からの刺激が有効です。
例えば、今回、クライアントにご依頼いただいたような高木による「個別企業向けスタッフ研修」の実施です。
具体的には高木の
・牛角店長時代、アルバイト18人からミーティングでダメ出しされるほどのダメ店長だったところから、その後6ヵ月間で牛角最優秀店舗賞を受賞するまでに店舗を立ち直らせた経験
・牛角直営店で最大の問題店舗に配属され、その立て直しに苦悩した経験
・25歳から経営者を指導する仕事であるスーパーバイザーを担当し、その後店舗ビジネス専門コンサルタントとして独立するまでの道のり
といった店舗ビジネス実務でのエピソードを、のれん分け制度の必要性に加えてお話しいたします。

それにより店舗ビジネス出身の高木だからこそ、実感を持って「店舗ビジネスで働く意義」や「もつべき仕事の姿勢」をお伝えできます。
さらに「ビジネスにおいて現状維持は衰退であるといった危機感」や「のれん分け制度による将来のキャリアアップへの希望」といった店舗ビジネス専門コンサルタントならではの視点からも、スタッフへ気づきを与えることができます。
その結果、現在の仕事に対する意識変革が図られ、日々の行動が変わるスタッフが生まれ、将来的な「のれん分け制度利用者」を輩出する一歩につながっていくことが期待できます。

もし店舗ビジネス経営者の方で、「店舗ビジネスで働く上で必要な気づきをスタッフへ与えたい」「店長やマネージャーの現場対応力、問題解決能力をアップさせたい」といったお悩みがありましたら、初回のご相談は無料で承っておりますので、お気軽に弊社までご相談くださいませ。

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