こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先日、フランチャイズ関係の
コミュニティを主催している方から
のれん分け制度について学びたいので
コミュニティで勉強会をやってください
という緊張感あふれるオファー
がありました。汗
参加される方は
フランチャイズについては
知識が豊富な方々で
中にはのれん分け制度を
すでに導入している会社経営者も
いらっしゃるそうです。
さて、どんな話をしたものか…
勉強会は3ヶ月後なのに
いまから緊張しています。笑
いまのところ話をしようと思っているのが
フランチャイズとのれん分けの違いと、
それを踏まえた仕組みの考え方
についてです。
フランチャイズとのれん分けで
決定的に違うのは
「加盟者の違い」
です。
具体的には、
フランチャイズは
すでに独立を決意した方、
もしくはすでに経営をしている方が
加盟対象になるのに対して、
のれん分けの場合には
独立志向のある社員が
加盟対象になります。
これだけ聞くと
大きな違いが無いように
感じられますが、
実は両者には
決定的な違いがあります。
それは、
独立に対する覚悟の決まり方
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
です。
フランチャイズの場合、
すでに独立することを意思決定した方が
自分に合ったフランチャイズを選びます。
なので、本部としては
自社のFCシステムの魅力をしっかりと伝えて
相手に意思決定してもらうことになります。
一方で、のれん分けの場合には
独立に対する覚悟が
フランチャイズと比較すると弱い傾向にあります。
私たちの経験則では、
独立したいけど、
ちょっと不安なのでもう少し考えよう…
こんな温度感の方が多いです。
そのため、フランチャイズとは違って
ただ自社ののれん分けシステムの魅力を伝えるだけでは
意思決定してくれないことがよくあります。
結果、
のれん分け制度をつくっても
独立者があらわれない。
こんな事態がたびたび発生します。
このような事態を回避するためには、
ただのれん分け制度をつくるだけではなく
独立者を輩出するための
採用・育成システムを構築・運用する必要があります。
より具体的にいうと
以下のようなイメージです。
1)採用面
キャリアパス制度の中に
独立支援制度があることをアピールして
独立マインドの高い人材を採用する
2)育成面
各社員が目指す将来像を
考える場を提供するとともに、
その将来像を実現するための
目標設定や振り返りを
会社がサポートしていく
このような仕組みを構築することで、
はじめて、独立者を安定的に
輩出することができるようになります。
フランチャイズとのれん分け。
大本は加盟対象者が異なるだけなのですが
それが原因で
これだけ仕組みの考え方が
変わってくるのが面白いところですね(^^)
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