代表ブログ

のれん分け制度で目指すべきは「独立者の3店舗経営」

こんにちは。
常進パートナーズの高木です。

最近、のれん分け制度の導入
についてのご相談が続いています。

制度自体を構築したい
という声はもちろん、

運用フェーズの相談も
多い印象です。

その中で、私が
特に気になっていることがあります。

それは、

「制度を整えること」や
「独立者を1名輩出すること」自体が
ゴールになってしまっているケース

が非常に多いということです。

たしかに、
のれん分け制度を利用して
実際に独立する人が現れるのは、
ひとつの成果といえるでしょう。

ですが、
私たちが考えるべき本質は
そこではありません。

のれん分け制度で独立した人たちが、
その後、どう経営者として歩んでいくのか?
安定した生活とビジネスを築いていけるのか?

そこまで責任を持って
設計・支援することが、

制度導入を決めた経営者としての
使命だと考えています。

では、のれん分け後の成功とは何か?

これは様々な考え方があるかと思いますが
私たちは「3店舗以上の経営を実現できる状態」を、
独立者にとってのひとつの“成功ライン”として設定しています。

その理由は、

単一店舗だけの経営は非常に不安定

だからです。

たとえば、

・近隣に競合店ができて売上が急減
・急な人手不足で営業自体が立ち行かない

といったリスクに、
1店舗経営では対応が困難です。

一方、3店舗以上展開していると

・赤字店舗を他の店舗でカバーできる
・スタッフの配置転換で人員トラブルを乗り切れる

といったように、
安定した経営が可能になります。

また、独立者が複数店舗の運営に成功すれば、
本部が担う支援の負担も軽減されていきます。

その結果、

「本部と独立者、双方にとって良い関係性」

が実現されていくわけです。

のれん分け制度は、
単に“店舗を持たせる仕組み”ではなく、

「独立者の人生に責任を持つ制度」

です。

だからこそ、
「独立後の安定経営」まで
見越した設計が不可欠です。

これからのれん分けを始めようとしている方、
すでに制度を運用している方にも、
ぜひ改めて「その先」を考えていただけたらと思います(^^)

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