こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先日、私が通っている美容院のスタッフから
「独立することになったのでぜひお越しください!」
と、ショートメールが届きました。
この業界によくある、顧客を連れて独立するパターンですね…。
個人情報を持ち出して直接アプローチしてくる強者は少数派かもしれませんが。
当社には、美容業やトレーニング業などスタッフに顧客が帰属する事業を営むクライアントも多いため、この悩みを頻繁に耳にします。
成長したスタッフが抜けることに加え、会社の顧客基盤まで失うわけですから、この問題をそのままにしていては、会社の発展はありません。
スタッフに顧客が帰属する事業を営む企業はこの問題への対応策を真剣に考えなければなりません。
そして、この問題解決の一つの手段に「のれん分け制度を活用すること」があります。
優秀なスタッフに「のれん分けによる独立」という道を示し、グループ内に留まって活躍してもらうことで、ノウハウや顧客基盤の流出による損失を最小限に抑えこむ方法です。
ただし、ただのれん分け制度を用意するだけでは問題は解決しないかもしれません。
スタッフの立場で考えれば、「本部にロイヤリティを払うくらいなら自分で独立しよう」と考えるのが自然だからです。
なので、本部としては独立者がロイヤリティを払ってでも、のれん分け制度を利用することにメリットを感じられるよう仕組みを整えていく必要があります。
このための具体的な方策は企業のビジネスモデルや方針によるため一概には言えませんが、
独立時にありがちな悩みを本部のサポートで解決してあげること
が基本的な考え方になると思います。
例えば、独立時に抱える代表的な悩みとして次のようなものが考えられます。
・理想のお店をつくるのに資金が足りない
・十分な売上を確保できるか不安
・経営について相談できる人が欲しい 等
これらの悩みを本部が多少なりとも解消してあげることができれば、多少のコストが生じたとしてものれん分けを選択する人もでてくるのではないでしょうか。
簡単な道のりではありませんが、会社を発展させていくためには避けることのできない問題でもあります。
ぜひ、のれん分け制度を上手に活用して悩みを克服していただければと思います ^ ^
なお、のれん分け制度のつくり方や成功のポイントについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。
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