こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先週のコラムで
“コロナ後の店舗ビジネスのあり方”
について考えをまとめてみたところ、
数名の方から反応をいただきました。
ありがたいかぎりですm(__)m
もし、まだ見ていなくてご興味がありましたら
お読みいただけるとうれしいです^ ^
せっかくなので、
コラムでいくつかあげたポイントの中でも
私が特に大切だと考えている点について、
より詳しく考えてみたいと思います。
それは、
企業が主体的に売上を作れる手段を開発する
という点です。
よりかみ砕いて説明すると、
顧客がくるのを待つのではなく
こちらから見込み顧客に働きかけて、
意図的に売上を作り出すための資産を構築する
ということです。
特にポイントとなるのが
・こちらから見込み顧客に働きかける
・資産を構築する
の2点です。
この説明だけだとわかりにくいと思いますので
最近あった小売店(3店舗)の事例をご紹介します。
その小売店では、
過去数年にわたり各店舗が毎日ブログを
コツコツと書き続けていました。
これまで積み重ねてきた記事の総数は数万件単位。
尋常な数ではありませんね。
これだけ記事があるわけですから、
当然、読者も相当数ついています。
さて、この小売店ですが、
ブログの読者は多いものの、
読んでほしいセール等の記事を
読者に読んでもらえるかどうかは
こちらでコントロールできない、
という悩みを抱えていました。
飲食店が開店したけど、
お客様が来てくれるかどうかを
コントロールできないことと同じですね。
こちらからお客様に働きかけることができないので、
お客様が来てくれることを待つほかありません。
そこで、この小売店が導入したのが
LINEです。
LINEであれば、
こちらが意図したタイミングで
見込み顧客に情報を届けることができるため
ある程度コントロールが可能です。
これまでコツコツと積み上げてきたブログで
「LINE登録者にはお得な情報を配信します」
と告知して、会員を募ってみることにしました。
すると、これまで積み重ねてきたブログが力を発揮し、
10日間で数百名の方にLINE登録をしていただけたのです。
すごいですね。
そして、さらにすごいのが
そのLINE登録者に対して情報配信した結果です。
なんと、1回の配信で
売上100万円以上
の積み上げ効果があったのです。
ちなみに、その小売店の平均月商は1000万程度です。
これだけ効果があることがわかれば、
あとはLINE登録者数増に向けて驀進するのみですね。
日々ブログを書いて見込み顧客を集め、
関心度が高い人にLINE登録してもらい、
情報配信して売上をつくるのです。
ここでこの事例を振り返ってみると、
先に紹介した
・こちらから見込み顧客に働きかける
・資産化する
の2つの要件を完璧に満たしていることがわかります。
いうまでもなく、LINEであれば、
こちらが望むタイミングで
見込み顧客に情報を届けることができます。
そして、積み上げてきたブログやLINE登録者は、
資産として会社に残り、
中長期的に効果を発揮します。
「チラシを配る」「集客サイトに掲載する」などの
一過性の取り組みとは
明らかに性質が異なるのです。
この2つの要件を備えた企業の経営基盤は盤石です。
例えば、コロナが発生して売上が急減したとしても
自分たちの力で一定の売上つくることができます。
実際、この小売店は、
コロナの影響下においても過去最高売上を更新しています。
これまでの店舗ビジネスは
立地ビジネスともいわれていました。
良い立地を押さえれば、
待ちの経営姿勢でも勝つことができていたのです。
しかし、情報化や国際化、技術革新の影響により
急激な環境変化が起きうるのが現代です。
新型コロナ問題は、
待ちの経営姿勢の限界を浮き彫りにしました。
これからの環境変化を克服するためには、
企業が主体的に売上を作れる手段を
開発しておくことが不可欠ではないでしょうか。
このことが、この先の企業の命運を左右するように思います。
弊社も、自力で顧客を開拓できる力を身に着けるべく、
より一層精進していきたいと思います ^_^
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