こんにちは。
常進パートナーズの高木です。
先日、都内で飲食チェーンを営む経営者様から
新規のご相談をいただきました。
その内容を簡単にまとめると、、、
コロナの影響で売上が急減しており、
売上アップのための販売促進策について相談したい
とのことでした。
売上が50%以上低下した店舗もあるということで、
まさに、事業継続の危機に立たされている状況です。
私も頭を振り絞って
短期的に業績アップにつながる可能性のある施策を
いくつかご提案させていただきました。
ただ、このようなご相談の際に、
必ずお伝えさせていただくことがあります。
それは、
経営を急激に良化させる
魔法のような施策は存在しないこと
中長期的な経営安定化のためには
地道な活動を繰り返すほかないこと
なので、短期的な取り組みに加えて、
中長期的な経営安定化につながる取り組みを
少しでもいいからはじめるべきであること
ということです。
例えば、多くの飲食店がコロナ対策として、
テイクアウトやデリバリーに取り組んでいます。
しかし、その取り組みが
飲食店の中長期的な経営安定化に
つながるものでしょうか。
この点は、今こそ真剣に考える必要があるように感じます。
コロナ下においても、
好調な業績を維持している飲食店は存在します。
そのようなお店の経営者とお話すると、
これまでの取り組みの中に、
必ず好調を実現している秘訣があります。
例えば、東京都心でバーを複数店経営していて、
8,9月の売上が前年比100%を超える
信じられない業績をあげているお店があります。
そのお店では、現場に入っていないオーナーが
長年にわたり、毎日全店を回り、
スタッフに対しQSC改善の指導をしていました。
長い時間をかけて、徹底的に、
サービス品質を磨き上げてきたのです。
結果、コロナ問題が発生して、
一次的に影響は受けたものの、
営業再開後は、常連客を中心に、
瞬く間に顧客が戻ってきたとのことでした。
これはあくまで一例ですが、
今好調な企業に共通して言えることは、
本来行うべき重要な取り組みを
長年、地道に取り組み続けている
という点です。
私の感覚では、少なくとも3年間、
同じことを地道に取り組み続けることで、
初めてこれまでとは異なる結果が生まれるように感じます。
つまり、3年後に笑うためには、
いま、未来に向けた取り組みを
開始する必要があるのです。
3年後に「あの時が転機だった」と笑えるよう
今こそ、中長期的な経営安定化に向けて
一歩を踏み出すことが大切だと感じます。
無料メルマガ登録
専門コラムの他、各種ご案内をお届け中です。ぜひ、ご登録ください。
セミナーのご案内
店舗ビジネスの多店舗展開やのれん分け・FCシステム構築を進めていくため、具体的にどう取り組んでいけばいいのか、どのような点に留意すべきか等を分かりやすく解説する実務セミナーを開催しています。
セミナー一覧ぺージへ