代表ブログ

のれん分け制度で「独立者とのトラブル発生」を予防するための考え方

こんにちは。
常進パートナーズの高木です。

先日、中国企業の日本進出を支援している
株式会社initialink様からのご依頼で

中国の飲食店経営者の方々に
日本伝統の「のれん分け」について
お話ししてきました。

驚いたのは、中国にも
「のれん分け」のような仕組みが
すでにあるということ。

実際、参加者の中に、
のれん分け制度導入企業の経営者が
いらっしゃいました。

ただ、実際に運用してみたところ

「様々な問題が発生した」

ということなのです。

具体的に発生した問題としては、

独立して1店舗経営のときは
上手くいっていたのだけれど

2店舗、3店舗と展開をしていく中で
独立者が利益至上主義に変わっていき

会社が目指す方向性と
ズレていってしまった

ということでした。

この問題への対象方法を問われたのですが
なかなか回答が難しいです。苦笑

人が変わるのを100%防止するのは不可能なので
このようなケースが発生する可能性を
ゼロにすることは難しいでしょう。

ただ、発生確率を抑制することは可能です。

今回の例でいうと
以下の3つのポイントで
どのような取り組みを行うかが
鍵になると思います。

1)
独立するまでの期間の中で
いかに会社の理念、経営方針を浸透させるか

2)
独立者の選定基準・フローで
いかにのれん分けに不向きな人を見極めるか

3)
独立後、いかに「理念・経営方針の共有」や
「信頼関係」が継続する状態をつくるか

のれん分け制度は
つくって終わりではないのですよね。

そんなお話をさせていただいたところ、
日本ののれん分け制度は
中国のそれと比べて

人材育成や見極め、仕組みの可視化等の面で
一歩も二歩も進んでいる!

というお声をいただきました(^^)

この「のれん分け」という素晴らしい仕組みを
より多くの日本企業に広げ、

やがて世界に誇れる仕組みとできるよう
頑張っていきたいと思います!

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